観光的性格の強い高山本線・紀勢本線に投入されることから眺望性を高くするため客室の窓を大きくし、前面の窓も大きくすることで前面展望性にも優れている。そのため列車名にカッコ付ではあるが「ワイドビュー」の名が冠されている。
国内の気動車では初めて英国のカミンズ製のエンジンを搭載した。このエンジンの出力は350馬力で、このエンジンを各車両に2基搭載して電車並の加速性能と機関ブレーキ及びコンバータブレーキを併用した電気指令式空気ブレーキを使用することによりブレーキ力を向上させている。
まずは高山本線の「ひだ」に投入され、連続する勾配とカーブにて速度向上を達成し所要時間の大幅な短縮に成功している。
そして、「南紀」に投入する際には「ひだ」での使用実績に合わせたマイナーチェンジを行い、全室グリーン先頭車などが登場している。
