JR西日本 223系2000番台
West Japan Railway series"223 Type 2000"

主要諸元
登場初年 1999年
使用電源 直流 1500V
制御方式 VVVFインバータ制御
ブレーキ方式 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
最高速度 130km/h
台車形式 M車系 T車系
WDT59 WTR243
実車概要
223系2000番台は「新快速」全列車の130キロ運転に向けて製造された形式。
223系1000番台は大きなトラブルなく運用されていたが、117系や221系と併用しており130キロ運転できる列車は完全に別運用として組まれている列車に限られるため、運用効率が悪かった。これらを解決するため更なる増備が検討された。
しかし、大量増備となると導入コストを少しでも下げる必要もあり、これらを徹底的に見直して登場した。
車体構造はプレハブ構造となり、車端部は先頭車の運転台なども含めてボルト連結方式となり将来の地方線区転属の際には容易に運転台の脱着が可能となっている。
更に開閉可能な側窓は下降式から上段内折れ式とされ、熱戦吸収ガラスに変更の上でカーテンを省略するなどコストミニマム化が図られている。
更に走行装置でも一部の電動車では通常4個モーターであるが3個モーター搭載としたり、補助機器を搭載しない電動車が登場している。
台車においても電動車のブレーキ方式を両抱き式から片抱き式に変更し、空調装置も1000番台ではT車ではセパレート式として重心を下げていたが集中式に変更している。
これら、コストミニマム化の一部は後に改善されており、1次車では省かれたカーテンは海岸沿いを走行する須磨付近では日光が非常に眩しいとの苦情が相次ぎ後に改造により装備され、3個モーターでは雨天時に空転が多発することがわかり2003年製造車からは全て4個モーター車に変更、内折れ式窓は開けた際に乗客が頭を打つなどがあったため、2007年製造車からは1000番台と同じ下降窓に設計変更されている。(5000番台の下降窓は瀬戸大橋上での保安上変更を余儀なくされたもの)
この内、3個モーター車についてはインバータ制御基板も省かれており、現在では製造時に比べて高額となってしまっているため4個モーター装備とするには、更新工事などの大掛かりな工事が必要となりそうだ。
JR神戸線 大阪駅にて JR京都線 新大阪駅にて
JR神戸線 塚本駅にて JR京都線 新大阪駅にて
JR神戸線 塚本駅〜尼崎駅間にて JR神戸線 塚本駅にて
JR神戸線 須磨海浜公園駅にて JR神戸線 須磨駅にて
 
JR神戸線 土山駅にて  

Last Update:13/11/7
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